ニュース&コメント
すったもんだしていた出入国管理法の改正ですが、遂に8日未明の参院本会議において可決、成立しました。
これまでわが国では外国人労働者に対して、治安悪化の懸念や日本人の雇用機会を奪いかねない等の種々の理由により、その受入には非常に消極的でした。
しかし、時代は変わり、労働力人口の減少が加速する中で、もはやそんなことは言っていられず、逆に、外国人の手を借りてでも何とか労働力を確保しなければならなくなってきました。
この度の法改正は、まさにその辺への現実的な対応策だと言えますが、画期的なのは「特定2号」という在留資格で、高度な試験に合格し、熟練した技能を持つ人については、1~3年ごとに期間更新ができるという点です。
そして、更新時の審査を通過すれば更新回数に制限はなく、事実上の永住も可能となり、配偶者や子供などの家族の帯同も認めらるとのことなのです。
一方、「1号」については、ほぼ予想されていた通りの内容と言えます。
こちらは、相当程度の知識または経験を要する技能を持つ外国人に与えられる在留資格で、最長5年の技能実習を修了するか、技能と日本語能力の試験に合格すれば得られるようになっています。
なお、在留期間は通算5年で、家族の帯同は認められず、農業や介護など14業種での受入が想定されています。
先般は、2025年大阪万博の開催が決定しましたが、その頃には、まさに色々な国の労働者が日本で働いているという状況になっているかも知れませんね。
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話は逸れますが、来年のGWの10連休も決定しました。
長期休暇は、多くの労働者にとって嬉しいことかも知れませんが、現実的には月末・月初に10日も連続して休むことなど到底不可能だ! という声をよく耳にします。
確かにそうだと思います・・・。
近況など
あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。
今年は例年になく温かい日が続き、あまり実感できませんが、クリスマス、そして年越しが確実に近づいてきている今日この頃となりました。
ちなみに私は、クリスマスイブにゴルフのお誘いを受けており、お付合いで十何年振りかでコースに出ることになりました。
妻には大ひんしゅくを買っていますが、ご一緒させて頂く皆様に迷惑を掛けないよう、繁忙の合間に少しは練習しておかなければと焦っています。
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で、事務所の方ですが、今まさに通常業務に加えて年末調整や冬季賞与の事務処理に追われ、スタッフさんらには連日フル稼働してもらっているところです。
ちなみに私は、これらの処理業務は殆どタッチしておらず、スタッフさんらに任せている(頼っている!?)といった感じなのですが、故に、皆で一丸となって何とかこの繁忙を乗り切ってもらいたいと願っています。
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最後に、今日のニュースに関連してですが、外国人労働者の受入を自分達で進めようと地元の経営者様が集まって事業協同組合を立ち上げられ、その活動がいよいよ本格化してきたという喜ばしい動きもあります。
この あまテラス事業協同組合 様については、以前に私もオブザーバーとして携わったことがあるという経緯があり、是非このまま軌道に乗って、その存在意義を高めていって頂ければと願っています。
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そんなこんなで、本当に”師走”を実感する日々を過ごさせて頂いております。