ニュース&コメント
平成30年の社会保険労務士試験合格者が発表されました!
ここ近年は合格率が読み難く、今年はどうなるのか!? と思っておりましたが、結果は次の通りでした。
報道関係者各位
第50回社会保険労務士試験の合格者発表
~38,427人が受験、合格率は6.3%~厚生労働省では、第50回社会保険労務士試験の合格者を決定しましたので、公表します。今回の試験は、8月26日に全国19都道府県の会場で実施しました。
社会保険労務士は、労働・社会保険に関する専門家で、労働社会保険諸法令に基づく申請書類などの作成や労務管理、社会保険に関する相談・指導などを行います。
合格者は、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事または厚生労働大臣が指定した講習を修了後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで社会保険労務士となることができます。
※ 社会保険労務士登録者数は 41,780 人(平成30年9月30日現在)【第50回社会保険労務士試験の結果概要】
- 受験申込者数
49,582 人(前年49,902人、対前年 0.6%減)- 受験者数
38,427 人(前年38,685人、対前年 0.7%減)- 受験率
77.5 %(前年 77.5%)- 合格者数
2,413 人(前年 2,613人)- 合格率
6.3 %(前年 6.8%)
- 合格者の受験番号は、官報のほかに、全国社会保険労務士会連合会試験センターホームページ( http://www.sharosi-siken.or.jp/ )に掲載します。また、次の場所でも閲覧できます。
(1) 厚生労働省本省、都道府県労働局、地方厚生(支)局
(2) 全国社会保険労務士会連合会試験センター、都道府県社会保険労務士会- 試験問題及び正答は、全国社会保険労務士会連合会試験センターホームページ( http://www.sharosi-siken.or.jp/ )に掲載しています。
出所 : 厚生労働省HP
ちなみに、直近10年間の合格率の推移を調べて見ると次のようになっていました。
平成(年) | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 |
---|---|---|---|
21 | 52,983 | 4,019 | 7.6% |
22 | 55,445 | 4,790 | 8.6% |
23 | 53,392 | 3,855 | 7.2% |
24 | 51,960 | 3,650 | 7.0% |
25 | 49,292 | 2,666 | 5.4% |
26 | 44,546 | 4,156 | 9.3% |
27 | 40,712 | 1,051 | 2.6% |
28 | 39,972 | 1,770 | 4.4% |
29 | 38,685 | 2,613 | 6.8% |
30 | 38,427 | 2,413 | 6.3% |
AVE. | 6.5% |
ということで、今回の合格率6.3%というのは、ほぼ近年の平均値(6.5%)と言えるわけですね。
それにしても、受験者数が平成22年をピークに減り続けているのは気になるところです…。
▽▽▽
ここからは私見なのですが、社労士試験にも「20:80の法則」は当てはまるのではないかと、自身の受験経験からも考えています。
つまり、教室(試験会場)に100人がいたとすると、そのうち本当に合格ライン近くで争っているのは、おそらく20人ぐらいで、その中から5~6人が最終的に合格の栄冠を手にするといった感じでしょう。
ですので、合格を目指すのであれば、まずは上位20%(マラソンに例えると先頭集団)に入ることを目指し、そこからラストスパートをかけて最後の5~6人に残るという作戦が考えられますよね。
いずれにしても、今回、色々なものを犠牲にしながら狭き門を潜り抜けて合格された方は、本当におめでとうございます!
試験の世界と、実務の世界では、通ずる部分があるものの、やはり別ものと言わざる得ない部分が多々あると思います。
そうした意味では、また新たな目標を設定し、次はそこに向かってチャレンジされることを祈念しております。
近況など
あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。
季節は、あっという間に秋めいてきました。
気がつくと2018年も残り僅かとなってきましたので、今年のやり残しや来年への備えについて、抜かりなく進めていきたいところですね。
▽▽▽
さて、事務所の方は、これから冬季賞与や年末調整などで事務処理量が増え、1年で最も忙しい時期を迎えます。
そんな中で、今後の展開も考えて現在、社労士アシスタント職1名(パート) を募集していますので、社労士事務所での勤務を志望されている方は、ぜひ当HP(又はハローワーク)からご応募いただければ幸いです。
また、2018年は終了しましたが、2019年も 社労士育成プロジェクト と称して、実践的な内容のミニセミナー(1.5H程度)を、外部からの参加者も交えて開催する予定です。
ちなみに、2018年は外部から3名のご参加がありました。
現在、2019年版の年間スケジュール・内容等を鋭意検討中ではありますが、こちらも当HPをチェックしつつ、是非ご参加いただければ幸いです!