中薗総合労務事務所

   

人事労務のコンサルティング&アウトソーシング

   

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2018 年

外国人労働者の受入拡大へ - 2018年12月8日

ニュース&コメント

すったもんだしていた出入国管理法の改正ですが、遂に8日未明の参院本会議において可決、成立しました。

これまでわが国では外国人労働者に対して、治安悪化の懸念や日本人の雇用機会を奪いかねない等の種々の理由により、その受入には非常に消極的でした。

しかし、時代は変わり、労働力人口の減少が加速する中で、もはやそんなことは言っていられず、逆に、外国人の手を借りてでも何とか労働力を確保しなければならなくなってきました。

この度の法改正は、まさにその辺への現実的な対応策だと言えますが、画期的なのは「特定2号」という在留資格で、高度な試験に合格し、熟練した技能を持つ人については、1~3年ごとに期間更新ができるという点です。

そして、更新時の審査を通過すれば更新回数に制限はなく、事実上の永住も可能となり、配偶者や子供などの家族の帯同も認めらるとのことなのです。

一方、「1号」については、ほぼ予想されていた通りの内容と言えます。

こちらは、相当程度の知識または経験を要する技能を持つ外国人に与えられる在留資格で、最長5年の技能実習を修了するか、技能と日本語能力の試験に合格すれば得られるようになっています。

なお、在留期間は通算5年で、家族の帯同は認められず、農業や介護など14業種での受入が想定されています。

先般は、2025年大阪万博の開催が決定しましたが、その頃には、まさに色々な国の労働者が日本で働いているという状況になっているかも知れませんね。

▽▽▽

話は逸れますが、来年のGWの10連休も決定しました。

長期休暇は、多くの労働者にとって嬉しいことかも知れませんが、現実的には月末・月初に10日も連続して休むことなど到底不可能だ! という声をよく耳にします。

確かにそうだと思います・・・。


近況など

あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。

今年は例年になく温かい日が続き、あまり実感できませんが、クリスマス、そして年越しが確実に近づいてきている今日この頃となりました。

golf

ちなみに私は、クリスマスイブにゴルフのお誘いを受けており、お付合いで十何年振りかでコースに出ることになりました。

妻には大ひんしゅくを買っていますが、ご一緒させて頂く皆様に迷惑を掛けないよう、繁忙の合間に少しは練習しておかなければと焦っています。csweat

▽▽▽

で、事務所の方ですが、今まさに通常業務に加えて年末調整や冬季賞与の事務処理に追われ、スタッフさんらには連日フル稼働してもらっているところです。

ちなみに私は、これらの処理業務は殆どタッチしておらず、スタッフさんらに任せている(頼っている!?)といった感じなのですが、故に、皆で一丸となって何とかこの繁忙を乗り切ってもらいたいと願っています。

▽▽▽

最後に、今日のニュースに関連してですが、外国人労働者の受入を自分達で進めようと地元の経営者様が集まって事業協同組合を立ち上げられ、その活動がいよいよ本格化してきたという喜ばしい動きもあります。

この あまテラス事業協同組合 様については、以前に私もオブザーバーとして携わったことがあるという経緯があり、是非このまま軌道に乗って、その存在意義を高めていって頂ければと願っています。

▽▽▽

そんなこんなで、本当に”師走”を実感する日々を過ごさせて頂いております。汗


社会保険労務士合格発表50 - 2018年11月10日

ニュース&コメント

ガッツポーズ

平成30年の社会保険労務士試験合格者が発表されました!

ここ近年は合格率が読み難く、今年はどうなるのか!? と思っておりましたが、結果は次の通りでした。

報道関係者各位

第50回社会保険労務士試験の合格者発表
~38,427人が受験、合格率は6.3%

厚生労働省では、第50回社会保険労務士試験の合格者を決定しましたので、公表します。今回の試験は、8月26日に全国19都道府県の会場で実施しました。

社会保険労務士は、労働・社会保険に関する専門家で、労働社会保険諸法令に基づく申請書類などの作成や労務管理、社会保険に関する相談・指導などを行います。

合格者は、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事または厚生労働大臣が指定した講習を修了後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで社会保険労務士となることができます。
※ 社会保険労務士登録者数は 41,780 人(平成30年9月30日現在)

【第50回社会保険労務士試験の結果概要】

  1. 受験申込者数
    49,582 人(前年49,902人、対前年 0.6%減)
  2. 受験者数
    38,427 人(前年38,685人、対前年 0.7%減)
  3. 受験率
    77.5 %(前年 77.5%)
  4. 合格者数
    2,413 人(前年 2,613人)
  5. 合格率
    6.3 %(前年 6.8%)
  • 合格者の受験番号は、官報のほかに、全国社会保険労務士会連合会試験センターホームページ( http://www.sharosi-siken.or.jp/ )に掲載します。また、次の場所でも閲覧できます。
    (1) 厚生労働省本省、都道府県労働局、地方厚生(支)局
    (2) 全国社会保険労務士会連合会試験センター、都道府県社会保険労務士会
  • 試験問題及び正答は、全国社会保険労務士会連合会試験センターホームページ( http://www.sharosi-siken.or.jp/ )に掲載しています。

出所 : 厚生労働省HP

ちなみに、直近10年間の合格率の推移を調べて見ると次のようになっていました。

平成(年) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
21 52,983 4,019 7.6%
22 55,445 4,790 8.6%
23 53,392 3,855 7.2%
24 51,960 3,650 7.0%
25 49,292 2,666 5.4%
26 44,546 4,156 9.3%
27 40,712 1,051 2.6%
28 39,972 1,770 4.4%
29 38,685 2,613 6.8%
30 38,427 2,413 6.3%
AVE. 6.5%

ということで、今回の合格率6.3%というのは、ほぼ近年の平均値(6.5%)と言えるわけですね。

それにしても、受験者数が平成22年をピークに減り続けているのは気になるところです…。

▽▽▽

ここからは私見なのですが、社労士試験にも「20:80の法則」は当てはまるのではないかと、自身の受験経験からも考えています。

つまり、教室(試験会場)に100人がいたとすると、そのうち本当に合格ライン近くで争っているのは、おそらく20人ぐらいで、その中から5~6人が最終的に合格の栄冠を手にするといった感じでしょう。

ですので、合格を目指すのであれば、まずは上位20%(マラソンに例えると先頭集団)に入ることを目指し、そこからラストスパートをかけて最後の5~6人に残るという作戦が考えられますよね。

いずれにしても、今回、色々なものを犠牲にしながら狭き門を潜り抜けて合格された方は、本当におめでとうございます!

試験の世界と、実務の世界では、通ずる部分があるものの、やはり別ものと言わざる得ない部分が多々あると思います。

そうした意味では、また新たな目標を設定し、次はそこに向かってチャレンジされることを祈念しております。


近況など

もみじ

あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。

季節は、あっという間に秋めいてきました。

気がつくと2018年も残り僅かとなってきましたので、今年のやり残しや来年への備えについて、抜かりなく進めていきたいところですね。

▽▽▽

さて、事務所の方は、これから冬季賞与や年末調整などで事務処理量が増え、1年で最も忙しい時期を迎えます。

そんな中で、今後の展開も考えて現在、社労士アシスタント職1名(パート) を募集していますので、社労士事務所での勤務を志望されている方は、ぜひ当HP(又はハローワーク)からご応募いただければ幸いです。

また、2018年は終了しましたが、2019年も 社労士育成プロジェクト と称して、実践的な内容のミニセミナー(1.5H程度)を、外部からの参加者も交えて開催する予定です。

ちなみに、2018年は外部から3名のご参加がありました。

現在、2019年版の年間スケジュール・内容等を鋭意検討中ではありますが、こちらも当HPをチェックしつつ、是非ご参加いただければ幸いです! happy


労働条件通知がメール可に - 2018年10月8日

ニュース&コメント

これまで書面交付が義務づけられていた 労働条件 ですが、2019年4月からメール等でも可能になるとのことです。

規制緩和となる今回の措置ですが、記事によると、次の2つにも注意しておかなければならないでしょう。

  • 受け取った労働者が文書やメールに添付されたファイルを印刷して、そのまま書面化できるものに限る。
  • 希望した労働者だけに限った措置で、労働者が電子メールなどでの受け取りを拒めばこれまで通り、書面で交付する必要がある。

そもそも「労働条件の明示」については、労働基準法第15条第1項で次のように定められています。

第15条 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
(第2項以下、省略)

つまり、今回の措置は、下線部分の”方法”が緩和されるということになるわけですね。

スマホやタブレット端末等を含めて通信環境が発達した現在においては、確かに、こうした方法こそ労使にとって利便性が高いかも知れません。

こうした動きを見ていると、これまで書面でのやり取りが必須とされていたものが、今後は加速度的に緩和、簡略化されていくのでしょうね。


近況など

デスク

あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。

今年の秋は三連休が多く、仕事以外の時間が比較的取りやすい暦となっていますね。自然災害さえ無ければなのですが・・・汗

▽▽▽

さて、昨今は「働き方改革」の中で、とりわけ 労働生産性の向上 というキーワードを目にしますが、私の中でも業務効率・時間効率は常日頃から意識しているところです。

右上の写真は現在の私のデスクなのですが、PC2台(+モニター1台)、ビジネスフォン、スマホ、社労士手帳、システム手帳等が基本アイテムとなっています。

これらについて少しご紹介すると、例えば、PC2台のうち1台は、主に書類・資料等の作成用で、もう1台はメール等の通信や情報検索用とすることで、圧倒的に生産性は高まります。

また、2台目はモバイル仕様として外出時にも使用しており、TPOに合わせてスマホと使い分けたりしています。

そして、大量に溜まってくるデータの保管は、事務所内に設置されているサーバーとGoogleドライブ、Oneドライブ、Dropboxなどを用途に合わせて使い分けています。

ちなみに、モニター1台を別に増設しているのは、スタッフとの打合せ等を画面を見ながら迅速に進めるためなのですね。

その他、社労士手帳は、ほぼスケジュール管理用として使用しており、別にGoogleカレンダーも併用しているのですが、アナログとデジタルのそれぞれの良さを活かすことで、あらゆる場面に対応できるようになっています。

システム手帳は、顧客別の管理用で、どのお客様と何時・どのような話をしたのかが時系列にすぐさまわかるようになっています。

こうした工夫は、小さなものまで含めると、とても紹介し尽くせないのですが、一つ確かに言えるのは、仕事量が増えれば増えるほど、それに見合った管理ができているか、その方法の良し悪しがそのまま労働生産性の高低に直結してくるということです。

その意味では、前職の経営コンサルタント時代から色々な試行錯誤を繰り返してきたのですが、年を追うごとに仕事環境や業務内容は変化していきますので、これからも常にベストな管理方法を模索しながら、その時々の状況にアジャストし続けなければならいだろうと考える今日この頃です。happy


退職引き留めハラスメント - 2018年9月29日

ニュース&コメント

昨今の人手不足を背景に、「転職したいのに会社が退職を認めず、離職票さえ渡さない・・・」とのハラスメントが全国で多発しているとのことです。

記事によると、2017年度は、全国の労働局に個別労働紛争として寄せられた自己都合退職のトラブル相談は4万件弱で、解雇相談を17%も上回ったとのことです。

リーマン・ショック翌年の2009年度は、解雇相談が引き留めの4.1倍あったのが、2016年度に逆転し、2017年度にはさらにこの差が広がり、遂には「退職代行サービス」なるものまで登場しているとのことです。

会社側としては、引き留めたところで根本的な問題解決にはならないとわかっているのでしょうが、それでも背に腹は代えられないとうことで、こうした一種のハラスメント(嫌がらせ)行為に及んでしまうのでしょう。

引き留めは、以前から時々問題となることはありましたが、今の世相を如実に物語っているニュースと言えます。。。
〔関連記事〕
 退職時に研修費等を返還?(2015年10月4日)

▽▽▽

今日はもう一つ、ハラスメント関連の記事をご紹介します。

厚生労働省が働き方改革の一環として立ち上げた検討会の中で、「パワハラの3基準」をまとめたとの内容です。

昨今、私としては、パワハラ問題を回避する一番のポイントは、叱責等が 長期間にわたったり、繰り返したりしないこと だと考えています。

人は誰しも、怒ったり、腹を立てたりといった感情を抱くことがあります。

これはこれで、ある意味、仕方のないことだと思いますが、要は、そうした感情を引きずらないことが大切だと思うのです。

些細なことで根に持ったり、或いは自分と合う、合わないとかで相手(部下、後輩等)に、必要以上に危害を加えるようなことは厳に慎まなければならいのでしょうが、こうしたことが出来ない人が少なからず存在しているのでパワハラ問題はなかなか減らないのではないでしょうか・・・。

閉塞感が蔓延しているような組織では、特にその辺は注意しなければならないでしょう。


近況など

あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。

台風

今年は大阪府を震源とした地震や、中国・四国地方を襲った西日本豪雨、そして、先日の台風21号、北海道地震にと、本当に大きな災害が続いています。

そして、今度は台風24号が接近しています。

うちの事務所も台風21号が襲来した際は、停電というアクシデントに見舞われ、一時はプチ引越しを断行し、近所の会議室を仮事務所として何とか業務を継続しようとしたほどでした。汗

幸い台風が通過した翌日には電力が復旧したので大事には至りませんでしたが、あらためてライフラインの有難さや、災害対策の大切さを思い知らされました。

会社等であれば、緊急時の連絡体制などを含めて、今後も起こるであろう自然災害への備えは、十分に行っておきたいところですね。

〔参考〕 台風21号通過前後の模様(2018年9月4日撮影)
事務所前交差点の信号機は消え(左)、夜はJR立花駅南側一帯も暗闇に包まれてしまいました(右)。

停電

〔追記〕 台風24号接近時の模様(2018年9月30日撮影)
JR立花駅前は、台風の最接近が予想される7時間前(13時頃)には殆どのお店が閉まり、人影が消えました。

閑散

本来なら大勢の人が行き交う日曜日の昼下がりなので、この不気味な光景に、台風被害への恐怖感がより一層増してしまいました。。。


残暑お見舞い2018 - 2018年8月11日

残暑お見舞い申し上げます

暑さ厳しい折、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

弊所スタッフ一同も、暑さに負けぬよう頑張っております。

酷暑の折から、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

summer

平成30年 盛夏


近況など

お盆

あらためまして、こんにちは!
特定社会保険労務士の中薗です。

さて、今日からお盆休みという方が多いのでないでしょうか…?

弊所においても、ちょうど今日から15日まで夏休みを頂戴しております。

私個人的には、以下「1. 事務所拡張」や「2. 大型講演」等があって、ここ1ヶ月程まともに休めていなかったので、この休みは、無理して遠出することなく、とにかくゆーっくりと過ごすことで心身をリフレッシュできればなぁ~と考えています。

▽▽▽

1. 事務所拡張について

拡張作業は、去る7/27(金)に、対外的には事務所を臨時休業として、朝8時半から1日かけて、総勢23名(引越業者さん等を含む。)がかりで一気に行いました。

当日は、連日続いていた猛暑が少しは緩んだものの、おそらく私も汗を3~4リットルはかいたのではないかというぐらい大変でした 汗

お陰様でそうした作業も無事に完了し、翌週の7/30(月)以降は、今までの約2.2~2.3倍(?)に広がったスペースを使って、快適に業務を行えるようになりました happy

で、先日の8/6(月)には遅ればせながら、JR立花駅近くの Dining&Bar PRIMAVERA さんで、スタッフ同士の親睦、労いの場として 『年更・算定打上げ&納涼懇親会』 を開きました !!

うちの事務所では例年、夏場にこうしたイベントを企画しており、ここ数年はビアガーデンでの開催が多かったのですが、今年は猛暑の中での重労働があったこと等を考慮して、エアコンの効いた涼しい所で、ゆったりコース料理を楽しむこととなりました。(当日は、下の名物料理も堪能できました…)

ちなみに、このPRIMAVERAのオーナーさんは、私とは同学年という因果もあって、以前から懇意にして頂いていたのですが、この度はうちの事務所の拡張のほんの少し前に、ショットバーからダイニングバーにお店を拡張されたばかりなのです。(ほんと奇遇です。)

また、オーナーさんとは、夜な夜な経営的な話をしながらお互いを刺激し合うようなこともあるのですが、美味しいお酒や料理はもちろんのこと、こうしたオーナーの人柄に触れるのもオススメですので、近くにお越しの際はぜひお立寄りください。

2. 大型講演について

大型講演とは、近畿税理士会尼崎支部様の研修会における講師です。

当日は110名(うち税理士99名)の参加があり、税理士様といえば事業承継のプロなのですが、なんとその前で、3時間半にわたって事業承継を含めた労務管理について、お話をさせて頂きました。

講師としての経験はそれなりに積んできているつもりですが、今回は完全アウェーの中で、しかも所属している団体を代表しての身に余る大役とあって、そのプレッシャーはこれまでと異なる、まったく感じたことのない別次元のものでした。

ただ、講演修了後、参加者の感想などをお聞きしてみると、それなりにお役に立てたようですので、少し安堵しています。

ちなみに、会場は都ホテルニューアルカイックの中で一番大きいとされる部屋で、下のような立派な感じだったのが緊張感に拍車をかけたのかも知れません csweat

事業承継と労務管理について

それにしても、開演直後に照明が不安定になるという、まさかのアクシデントに見舞われたのですが、出だしの緊張感の中で、意外と落ち着いて対処できたのでよかったです。

▽▽▽

っと、ここ1ヶ月ほどの間に通常業務以外にもこのようなことが起きていたのですが、いずれにしても、今年は例年以上に”熱~い夏”を過ごさせてもらっています。


     
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