ニュース&コメント
ここ最近、人手不足感が強まる一方で、無人化や省人化の動きが加速しているようです。
まずは、その辺が顕著に表れている記事を2つご紹介してみたいと思います。
そして、今後の雇用環境に最も影響を及ぼしそうなのが次の記事です。
つまり、人手不足の中で販売力を維持しようと採用に躍起となるあまり、人件費(賃金)が上昇の一途を辿る一方で、物は売れていないというのです。
売上高が伸びない中で、人件費だけが上昇してしまうと、当然、業績は悪化していくわけで、このままでは企業体力がどんどん失われていきそうなのです。
そこで、色々なところで無人化、省人化が模索され、人手に頼らない体質への転換が広がろうとしているのが、今の実情と見てとれます。
有効求人倍率は、バブル期並みと言われる昨今ですが、当面の企業等の雇用に関する方向性を極論すると、
- 人材確保に躍起となる
- 無人化、省人化に注力し、人手に頼らない体質に転換する
のいずれかに二分化されるように思われます。
もし、後者が実現してくれば、近い将来、有効求人倍率は一気に低下してくる可能性があります。
そういった意味では、今日取り上げた記事は、潮目が変わる、まさに「雇用の曲がり角」を示唆していると言えるかも知れません。

近況など
あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。
さて、こちらのコーナーは繁忙期にあってしばらく休んでおりましたが、久しぶりに書いてみたいと思います。
事務所としては、「労働保険料の年度更新」や「社会保険の算定基礎届」等の処理に追われ、その準備期間を含めると、4月からの約3ヶ月間の繁忙をようやく抜けました。
今年は、残念ながら途中脱落者が出たり、終盤では、弊所の情報機器の管理等でお世話になっている会社のミスにより思わぬトラブルが発生したりで、何かと想定外のアクシデントに見舞われましたが、主力メンバーの活躍により何とか膨大な事務処理をこなすことができました。
身内に対して言うのも何ですが、心から感謝しています!
この労は、後日、焼肉パーティーでしっかりねぎらいたいと思っています。
ということで、お陰様で一つの山場は越えたのですが、この先を見据えると、次から次へとやるべきことがあります。
例えば、スタッフの増員と、それに伴う事務所移転です。
増え続けている事務処理量をこなすためには、人手は欠かせませんし、そのためには、手狭となった現事務所から、より広いスペースを求めて移転するしかないかなと考えています。
本来、社労士事務所の仕事も省人化を目指さなければならないところかも知れませんが、現状では、やはりマンパワーは欠かせません。
未来のあるべき姿を想定しつつ、目先の現実に対峙していく…。
実は、これこそが業種を問わない真の現状なのかも知れませんね。