ニュース&コメント
昨日、平成28年の社会保険労務士試験の合格発表が行われました!
合格発表の模様は、このブログでも毎年取り上げてきましたので、今年も見てみたいと思います。
報道関係者各位
第48回社会保険労務士試験の合格者発表
~39,972人が受験、合格率は4.4%~厚生労働省では、第48回社会保険労務士試験の合格者を決定しましたので、公表します。今回の試験は、8月28日に全国19都道府県の会場で実施しました。
社会保険労務士は、労働・社会保険に関する専門家で、労働社会保険諸法令に基づく申請書類などの作成や労務管理、社会保険に関する相談・指導などを行います。
合格者は、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事、または厚生労働大臣が指定した講習を修了後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで、社会保険労務士となることができます。
※ 社会保険労務士登録者数は 40,426 人(平成28年9月30日現在)【第48回社会保険労務士試験の結果概要】
- 受験申込者数
51,953 人(前年52,612人、対前年 1.3%減)- 受験者数
39,972 人(前年40,712人、対前年 1.8%減)- 受験率
76.9 %(前年 77.4%)- 合格者数
1,770 人(前年 1,051人)- 合格率
4.4 %(前年 2.6%)
- 合格者の受験番号は、官報のほかに、全国社会保険労務士会連合会試験センターホームページ( http://www.sharosi-siken.or.jp/ )に掲載します。また、次の場所でも閲覧できます。
(1) 厚生労働省本省、都道府県労働局、地方厚生(支)局
(2) 全国社会保険労務士会連合会試験センター、都道府県社会保険労務士会- 試験問題及び正答は、全国社会保険労務士会連合会試験センターホームページ( http://www.sharosi-siken.or.jp/ )に掲載しているので参考にしてください。
出所 : 厚生労働省HP
気になる合格率は「4.4%」ということでしたね。
余談ですが、つい先日、私の夢の中では、なぜか6.9%という妙にリアルな数字が出てきました。結果はまったく違っていたので、あてにならないなと痛感しましたが…(. .)
それにしても、昨年の「2.6%」ほどではないにせよ、やはり狭き門であることには変わりありませんね。
資格試験の合格率は、初期の段階ではある程度、合格者を増やしていこうという意図からか高めに設定されるように思われますが、回を重ねて制度が成熟していくにつれて、徐々に下がっていくような気がします。
社労士試験も回を重ね、社労士の登録者数は今や4万人に達しているとのことですので、もしかしたら今後はこうした合格率が続くやも知れませんね。(受験者にとっては酷な話ですが…)
それと、毎年書いていることの一つに試験合格はあくまで通過点であり、本当の勉強はここから始まるというのがあります。
自らの経験則からそう言えるのですが、開業しようとなると、そもそもクライアントが社労士にどんなことを求めているのか? を的確に捉えるといった視点も必要になってきますし、そのニーズに応えていくための訓練も開始しなければなりません。
試験に合格するための勉強ではなく、クライアントのニーズに応えていくための勉強は、試験勉強と重なる部分はあるものの、やはり根底は違うものだと思います。
また、本質的な問題を発見し、それを解決していく能力をはじめ、コミュニケーション、プレゼンテーションなどの様々な実践的能力も求められるようになってきます。
その辺の試験と現実のギャップを埋めていこうと、私の事務所では『社労士育成プロジェクト』なるものを継続的に実施しているのですが、これなどは最近、ゴールのない果てしない取組みと感じています。
社労士は、国家資格者であり、専門家であり、プロフェッショナルの一員です。
プロとして成功し、生計を立てていくのは簡単なことではないかも知れませんが、どの業界でも言えるように、人並み以上に正しい努力を重ねた人だけが、そこに近づくことができると思いますので、合格された方はぜひ明日からでもそうした思考転換を図ってみてはと考えます。
近況など
あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。
ここ最近は、日中と朝晩の寒暖差もさることながら、日々暑かったり、寒かったりで体調管理が大変な季節ですね。
そんな中、事務所の方は、いよいよ年末調整に突入します。
お陰様で年々事務処理量が増えており、今年も昨年より格段に多い処理量が待ち構えています。
そこで、最大の課題はマンパワーの確保だったのですが、ここへ来てようやく、というか、ぎりぎりでその辺の目途が立ってきました。
現スタッフの中には、「援軍は来ない!?」と腹をくくってこの戦いに挑む覚悟を持ってくれていた人もいるようですが(涙)、やはり無理すると疲労度が増し、ミスにもつながりかねませんので、出来る限りマンパワー不足は避けなければなりません。
心意気は本当にありがたいのですが…。
とにかく、迎え撃つ体制(大量の事務処理をこなしていくだけの体制)は一応整いそうですので、あとは例年のように皆で力を合わせて、チームワークよろしくこの山場を乗り切っていければと考える今日この頃です。