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ブラックバイトとは、「学業に支障をきたすほどの労働を強いるアルバイトのこと」だとされていますが、こうした社会問題ともいえる問題に対処すべく『ブッラクバイト対処マニュアル』なるものが、学生さんに配布されるという動きが出てきている模様です。
ちなみに、この対処マニュアルの内容は、次のページでもう少し詳しく案内されています。
ブラックバイトとは、どのようなトラブルが起きる職場を指しているのか? について、この対処マニュアルによると次のようなトラブルが起きる職場としています。
- 賃金トラブル
- 賃金が求人票や契約と異なる
賃金が最低賃金よりも安い
賃金が仕事に見合わない
賃金が支払われない
残業代が支払われない - 労働時間トラブル
- シフトが強要される
定時になっても上がれない - 休憩・休暇トラブル
- 休憩が取れない
有給休暇が取れない - 弁償・罰金トラブル
- ノルマが強要される
弁償や罰金が強要される
制服、道具等の購入が強要される - 仕事内容トラブル
- 重い責任を背負わされる
研修体制が不十分である - いじめ・嫌がらせトラブル
- パワハラされる
- 労災トラブル
- 仕事中のケガを労災と認めてくれない
- 辞職トラブル
- 辞めさせてもらえない
まさに学生さんが世間や労働ルールについて知らないことをいいことに… といった内容が並んでいます。
特に飲食店や小売店では人手不足感が強まる中で、今後もアルバイトを活用していかざるを得ない状況が続くものと思われます。
そうした状況下で、学生さん側も学校の注意喚起などによってある程度の知識はつけてくるでしょうから、もしこうしたトラブルを起こしている企業等は、いずれアルバイトですら採用が難しくなってしまいますから、間違ってもブラックバイトと言われないよう十分に注意しなければなりませんね。
近況など
あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。
昨日、お客様の会社の管理職を対象に「考課者研修」を実施したのですが、その終了後にそこの社長様のお誘いで近くの某和食レストランで昼食をご一緒させて頂きました。
今日のニュースじゃないですが、そのお店もかなり人手不足が深刻なようで、かつては昼食時間帯は大いに賑わっていたのですが、その見る影もないといった感じに変わり果ててしまっていました。
料理の提供時間もかなり掛かっており(30分以上?)、賑わいをなくすのも無理はありませんが、これではスタッフ一人ひとりへの負荷も大きくなり一層採用が難しくなるだろうなと感じました。
つまり、「人手不足 → サービス低下 → 顧客減少」という負のスパイラルに陥っているわけですが、こうなってくるとかなり大鉈を振らないと事態が打開できないだろうなと思います。
外食する時は、いつもその店の収益や改善策を考えてしまうという職業病が出てしまう私でした…。