ニュース&コメント
厚生労働省の中央最低賃金審議会は、2016年度の最低賃金の目安を全国平均で時給24円引き上げ、822円とする方針を固めた模様で、実行されれば引き上げ幅は過去最大となるようです。
過去最大の引き上げ幅が見込まれている背景には、6月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」で、最低賃金の3%程度の引き上げが盛り込まれた影響があるようです。
こうした政策によって個人消費が喚起されればいいのでしょうが、実体経済にどこまで反映されるのか不透明感が否めないところではないでしょうか…。
確実に言えるのは、企業収益を少なからず圧迫する可能性がありますので、もし個人消費が喚起されなければ業績が悪化する企業が増えるのは必至ではないか? ということです。(雇用保険料の引き下げなど多少の懐柔策はあるようですが…。)
それと実務面で、最低賃金が引き上げられるということは、賃金ベースがアップすることにつながりますので、賃金体系や賃金水準・バランスの見直しに迫られるということです。
弊所のクライアント様、特にパート比率の高い小売業、サービス業などに対しては的確な助言、進言を行っていく必要性があるなと感じました。
近況など
あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。
明日から8月というところで、夏真っ盛りですね。暑いです。。。
前回のブログでは、所属している兵庫県社労士会尼崎支部の研修会において、9月に講師を務めるというお話をご紹介させて頂きましたが、8月にもまた別の講師依頼がありました。
尼崎商工会議所様の建設・不動産部会において「労務管理のポイント」について講演することになったのですが、このご時世、色々と注目すべきテーマがありますので、どこに焦点を当てるのがよいのか思案のしどころです。
準備時間があまりないのですが、講師の仕事は自身の知識やスキルのアップになりますので、しっかり取り組もうと考える今日この頃です。