中薗総合労務事務所

   

人事労務のコンサルティング&アウトソーシング

   

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07 月

最低賃金24円引き上げ? - 2016年7月31日

ニュース&コメント

厚生労働省の中央最低賃金審議会は、2016年度の最低賃金の目安を全国平均で時給24円引き上げ、822円とする方針を固めた模様で、実行されれば引き上げ幅は過去最大となるようです。


過去最大の引き上げ幅が見込まれている背景には、6月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」で、最低賃金の3%程度の引き上げが盛り込まれた影響があるようです。

こうした政策によって個人消費が喚起されればいいのでしょうが、実体経済にどこまで反映されるのか不透明感が否めないところではないでしょうか…。

確実に言えるのは、企業収益を少なからず圧迫する可能性がありますので、もし個人消費が喚起されなければ業績が悪化する企業が増えるのは必至ではないか? ということです。(雇用保険料の引き下げなど多少の懐柔策はあるようですが…。)

それと実務面で、最低賃金が引き上げられるということは、賃金ベースがアップすることにつながりますので、賃金体系や賃金水準・バランスの見直しに迫られるということです。

弊所のクライアント様、特にパート比率の高い小売業、サービス業などに対しては的確な助言、進言を行っていく必要性があるなと感じました。


近況など

あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。

明日から8月というところで、夏真っ盛りですね。暑いです。。。

前回のブログでは、所属している兵庫県社労士会尼崎支部の研修会において、9月に講師を務めるというお話をご紹介させて頂きましたが、8月にもまた別の講師依頼がありました。

尼崎商工会議所様の建設・不動産部会において「労務管理のポイント」について講演することになったのですが、このご時世、色々と注目すべきテーマがありますので、どこに焦点を当てるのがよいのか思案のしどころです。

準備時間があまりないのですが、講師の仕事は自身の知識やスキルのアップになりますので、しっかり取り組もうと考える今日この頃です。


マタハラが懲戒処分対象に - 2016年7月23日

ニュース&コメント

マタハラ(イメージ)

妊娠や出産を理由に職場で不当な扱いや嫌がらせをすること=マタニティーハラスメント(マタハラ)と言われていますが、厚生労働省はこの程、マタハラの加害者は懲戒処分の対象となることを就業規則に明記するよう求める指針を決めたとのことです。

マタハラの問題については、このブログでも以前から取り上げてきましたが、2015年度に全国の労働局に寄せられたマタハラの相談件数は4269件と後を絶たず、今回の指針決定の背景にはそうした事情がある模様です。

詳しくは、次の記事をご覧ください。

ちなみに指針の中では、マタハラの典型例として次のようなものを挙げているとのことです。

  1. 妊娠した女性社員に上司が解雇などを示唆
  2. 社員が妊娠、出産に関する社内制度の利用を相談したところ、上司が利用しないよう求めた
  3. 制度を利用した社員に対し、業務に従事させないなど嫌がらせをした

▽▽▽

セクハラ、パワハラについては、これらに関するトラブルが減ったかどうかは別として、社会的に認知度は広がりつつあり、私も就業規則の作成を依頼された際などは、必ずこれらについて服務規律に規定したり、違反があれば懲戒処分の対象になる旨を記載するようにしています。

今後は、そうした中にマタハラも含めていかなければならなくなるのだなと、今日の記事を見て改めて感じました。


近況など

あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。

本格的な暑さを感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか…?

さて、今日は近況といってもまだ少し先の話にはなるのですが、久しぶりに社労士会の研修で講師を務めることになりましたので、ご報告させて頂きます。

概要は次の通りで、テーマは「賃金制度」についてなのですが、兵庫県社労士会の中の支部研修ですので、残念ながら一般企業や他府県会の社労士の皆様には受講して頂くことができません。<(_ _)>

いずれまた一般公開セミナーを開催させて頂く予定がありますので、是非そちらをお待ち頂ければ幸いです。

【事前告知】 第2回 尼崎支部研修会
日時
平成28年9月23日(金) 18時30分~20時(受付開始18時10分)
501研修室場所
尼崎市中小企業センター 5階 研修室501
兵庫県尼崎市昭和通2-6-68
テーマ
企業規模に見合った賃金制度の定め方
~基本的な考え方から実践例まで、ポイントを徹底解説~
賃金制度の内容は、企業経営の健全性と従業員の満足感とのバランスに配慮しつつ、個々の企業の実態を踏まえて設計しなければなりません。本研修会では、大手経営コンサルティング会社での指導経験を持つ当支部会員が、企業規模に応じた賃金制度設計のポイントを分かりやすく解説します。勤務会員の仕事にも役立つ知識が盛りだくさんです。
講師
中薗 博章 (尼崎支部会員)

申込先
申込方法は「社労士ひょうご8月号」に掲載されます。今しばらくお待ち下さい。

こうした研修講師をお引き受けすると、よく周りの方から「社労士(同業者)に自身のノウハウを公開して、何かメリットはあるの?」というご質問を受けるのですが、私にとってのメリットは、ノウハウを整理・体系化するきっかけになるといったところでしょうか…。

普段は日常業務に追われて、なかなかそうした時間を作ることができないのが実情ですが、講師をお引き受けすることによって、あえて「やらざるを得ない」環境を作り出すことができます。

正直、大変と言えば大変なのですが、こうしたことが結局は、お客様への新たな提案につながったりしますので、そうして発想を転換することで、労を惜しまず取り組もうという気にさせてくれます。

関心を持って受講して下さる先生方には、もちろん仕事上の何らかのヒントを持ち帰って頂ければと思うのですが、それは同時に自分へのヒントになったりもするのです。…のような気がします。(^^;

注)今回からブログのタイトルを 中薗博章のニュースブログ に変更いたしました。


残業禁止・有休奨励の動き - 2016年7月16日

ニュース&コメント

大手企業を中心に残業の禁止や有休休暇の取得促進など時短(労働時間短縮)の動きが加速しているようです。

記事で紹介されているのは、神戸製鋼所、住友商事、イトーキ、西武ホールディングス、SCSK、デンソー、味の素など名だたる企業ばかりで、中小企業にとっては対岸の火事と感じられるところかも知れません。

ただ、先行き労働力人口の減少が確実な中、既に採用難、若手社員の争奪戦が始まりつつある昨今ですので、中小企業といえども採用を有利に進めていこうとするなら、いずれこれらの取組みを参考にした、何らかの手を打っていかざるを得ない時が来ると考えられます。

もちろんできる範囲でということになるでしょうが…。

いずれにしても、問題なのは小売業・各種サービス業・飲食業などで、これら労働集約的な業種では、労働時間の短縮がなかなか進まない現状があります。

弊所のクライアントを見ていても、メーカーや事務系の会社であれば機械化やオペレーションの改善によって省力化・省人化を図り、ある程度時短を進められる面がありますが、エンドユーザーに対して人的サービスを要する業種ではこれが難しいのです。

とは言っても、時代の流れには逆らえませんので、どんな業種であれ時短を図りながら売上高を維持又は向上させていく工夫は欠かせません。

例えば、先進的なクライアント(サービス業)においては、売上高目標の達成率によって翌年度の休日が増えるという仕組みを導入しようとしておられ、これなどはまさに今までにない、新しい時流にあった考え方、やり方と言えるでしょう…。(ご参考まで)


近況など

あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。

急に猛暑日が来たり、大雨が降ったりでなかなか気候が安定しませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか・・・?

そんな中、弊所では遂に(?)、やっと(?)Windows8.1 ⇒ Windows10へのアップグレードを開始しました。

img_win10

色々な業務用ソフトを導入しているので、それらがうまく作動するか見極めてから切り替えようと思っていたのですが、無償アップグレードの期限(7/29)がいよいよ近づいてきましたので、急ピッチで色々調べて問題がなさそうなので決断しました。

とは言っても、台数がそこそこあるので一気には難しく、また業務中にスタッフの手を止めるわけにもいきませんので、夜や休日を使って徐々に進めていくといった感じです。

で、使い心地としてはWindows7をベースに8の要素を組み込み、そこに新機能を追加したという印象を受けたのですが、悪くありません。

新機能については、使い勝手のよいものなのか、余計な機能(!?)なのか現時点ではよくわかりませんが、それ以外の今まで使ってきた延長線上では全く問題なく使えています。

無償期間が程なく終了するのでもっと世間が騒ぐのかと思っていたのですが、移行済の方が多いのか、意外とそんな感じでもないようですね… f(^^;


人並みに働けば十分!? - 2016年7月9日

ニュース&コメント

news

日本生産性本部が主催した新社会人向けの研修において、今年の新入社員1286人にアンケートを実施したところ、「人並みに働けば十分」と答えた人は約6割にのぼる58.3%(前年比4.8ポイント増)だったそうです。

また、目指すポストについて「社長」と答えた人は10.8%と過去最低で、10年前に比べると7.0ポイントも減ったとのことです。

働く目的については、次のようになっており

  • 「楽しい生活をしたい」41.7%(前年比4.7ポイント増)過去最高
  • 「自分の能力をためす」12.4%(前年比1.0ポイント減)過去最低

日本経済新聞は、『仕事に積極的に挑戦するというより、私生活とのバランスを重視する様子がうかがえる。』としています。

▽▽▽

普段、人事制度の設計に携わりながら薄々は感じていた傾向ですが、まさにこの数字は現代の豊かさ、裕福さ、そして危機感の欠如を如実に示しているのかも知れません。

いわゆる平和ボケの象徴でしょうか…。

人事制度においては、インセンティブ(刺激給)や成果給・歩合給などを支給することによって社員のモチベーションが上がり、業績向上効果が期待できた時もありましたが、今はそのような給与を支給するといっても社員の興味や関心を惹くこともなく、殆ど機能しなくなっています。

何せ、裕福とは言えないまでも、生活には困っておらず、ハングリー精神や強烈な向上心を持つ必要性がないのですから。

むしろ、少しずつでいいから安定的に給与が上がっていくような仕組み、つまり、年齢給や勤続給をベースに家族手当や住宅手当を付加していくような仕組みが好まれています。

こうした状況は、企業にとってはモチベーションアップに苦心する点もさることながら、人材育成にも支障をきたしてくるので厄介です。

人材育成には3つの力「育つ力・育てる力・育む力」が必要と言われていますが、まずは本人が自ら成長したいと思う「育つ力」が不可欠だと思います。

ここが欠如していると、いくら人材を育てようと企業側が躍起になっても、当の本人がその気がないわけですからなかなか実を結びません。

平和で、裕福な状況はありがたいですが、そこに甘えていては社会全体が活力を失い、いずれ衰退していくような、いささかの危機感すら覚えます。

ですので、これからの人材育成にまず必要なのは、幕末志士が抱いたであろう「危機感」や「志」などの精神を、いかに一人ひとりに植え付けていくか? ではないでしょうか…。

今日は、ここ最近、人事労務に関して報じられていた数ある記事の中で、特に気になったものを取り上げてみました。

ややオーバーに書き過ぎているのかもわかりませんが、その辺はご容赦ください。


近況など

beer

あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。

日に日に暑さが増しており、今年の夏は暑さとの戦いになりそうですね。

私の夏バテ防止策は、お酒を控える! 特に深酒を慎む! (但し、ビールは除く。)といったところです…。 f(^^;

あとは、毎週日曜日にスポーツジムで1キロ泳ぐことを続けることです (^^)v

▽▽▽

事務所の近況はと言いますと、長らく取り組んできた労働保険の年度更新や社会保険の算定基礎が、ようやく最終段階まで辿り着いたところです。

通常業務に加えて、これらの事務量も年々増えていますので、スタッフもさぞ大変だったと思います。

時には叱咤激励? を受けながらも、よく頑張ってくれたと感謝しているところです。

で、私はその合間をぬうように東京や名古屋への出張があったりして、相変わらずのバタバタぶりなのですが、そんな時だからこそ、一つひとつの仕事に丁寧に取り組んでいきたいと考える今日この頃です。

いつ経営が傾いてもおかしくないという「危機感」を抱きながら…。


     
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