ニュース&コメント
60歳定年を迎えた後も65歳まで働き続ける、すなわち65歳まで継続雇用するというのは当たり前の時代となってきました。
継続雇用の際に問題となるのが 処遇 ですが、60歳以降は嘱託の身分となって役職を外れ、責任が軽減される分、給与も2~3割減額されるというのが一般的なケースとされていました。
この点について、これでにない珍しい判決が出ましたので取り上げてみました。
判決のポイントして挙げられていたのは、次のような点です。
- (正社員と)業務内容が同じなのに賃金が異なるのは不合理
- 定年前と同じ立場で同じ仕事をさせながら、給与水準を下げてコスト圧縮の手段にするのは正当ではない
- コストの増大を回避しつつ定年者の雇用を確保するため、賃金を定年前より下げること自体には合理性が認められるべきだ
つまり、定年後に給与を下げて継続雇用を図ること自体が問題なのではなく、労働条件や状況が定年前と変わっておらず、きちんとした理由も根拠もないのに単に給与を下げることはおかしいと言っているのです。
このことは、私もお客様から定年後の給与設定についてご相談を受けた際にはお話してきたところですが、「給与を下げるのは世間一般的な流れなので問題ありませんが、それに伴って責任や業務にかかる負荷(残業)を軽減するようにして下さいね。」といった旨を助言してまいりました。
今回の判決は、はっきりとその点を指摘した、今後の実務の現場に影響を及ぼす判決と言えそうですね…。
近況など
あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。
GWも終わり、これから梅雨、夏へ… と向かう季節となってきましたね。
ところで、このブログもそうですが、私はフェイスブックなどにおいても食べ物を話題にするということは、これまであまり記憶にないのですが、先日うちのY先生と共にお客様のお招きで行った「ちゃんこ鍋」が、あまりに衝撃的だったので珍しく書いてみたいと思います。
ちゃんこ鍋を食べに行くという経験もあまりなかったのですが、お招きいただいたお店は本物の元お相撲さん(元高砂部屋力士)がやっている本格的なお店で、ボリュームも味も申し分ない、お客様(S社長)の超おすすめの店でした。
4人で行って、最初に注文する時、ちゃんこ鍋を一人前! ということだったので、私もY先生も??? という感じだったのですが、出てきて納得、お相撲さんの一人前は世間の大の男が4人がかりでやっと食べきれるような大ボリュームでした。(写真)
これ全部を一気に鍋に入れてフタをし、後は出来上がりを待つだけ…。鍋というと、あくをとったりしてビジネスでの会食には向かないと思い込んでいましたが、これならそうした手間も一切なし(楽)
出汁は「しょうゆ」と「みそ」の2種類から選べ、この日は「しょうゆ」だったのですが、すり潰したゴマとの相性が絶品でした。
ちなみに2~3人で行く場合は、半人前もできるそうなので、間違っても一人前は注文しない方がよいですね(笑)
ボリュームはすごいですが、数人で行くと意外と割安なうえに、ヘルシーで美味しいときますので超おすすめというのが頷けます。
お店は、尼崎市塚口にある「奄美富士」さんです。
GW中から仕事に追われて忙しい日々が続いていたので、なおさら束の間の楽しい時間となりました。
お招き下さったS社長様には感謝、感謝です。
ありがとうございました!