ニュース&コメント
さて今日は、増加傾向が止まらない「パワハラ」に関する記事がありましたので取り上げてみました。
記事の中に『ミスするたびに上司が怒鳴ることを会社の人事課に相談したところ上司から仕事を与えられなくなったり・・・』とのくだりがありました。
怒鳴るなどの行為は、度が過ぎるとパワハラに当たると察しがつきやすいのですが、実は仕事を与えない、無視するなどの行為もパワハラに該当することがあるのです。
私が労働者側の立場で取り扱った案件の中にも、労働者の意に反して企業側が一方的に自宅待機を命じて仕事をさせなかったというケースがありました。
半ば嫌がらせのような行為について、相手企業とその顧問弁護士は「賃金はきちんと支払っているので、労働基準法上は問題ない。」との見解で、確かに賃金不払いには当たらないかも知れませんが、れっきとしたパワハラだと言えるのです。
いずれにしても、パワハラの火種はほぼどの企業においても抱えていると言っても過言ではありません。
そういった意味では、今日のこうした記事は、ただ対岸の火事として眺めるのではなく、明日はわが身とぜひ予防意識を高めるきっかけにして頂ければと感じました。
近況など
あらためまして、こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。
日中は外出していると湿気が気になる季節となってきました。。。
すっかり梅雨だな~と感じる今日この頃ですが、雨は嫌だなと思う反面、夏場の水不足や農作物のことを考えると、やはりこの時期に必要なものなので我慢しなくてはと思います。
事務所としての近況ですが、最近は特に、マイナンバー制度への対応に関するご相談が増えてきました。
先日の年金情報漏洩の問題があってから過敏な反応が起きている感が否めません。
弊事務所としては、行政官庁の対応動向を見据えながら、労働保険料の年度更新や社会保険の算定基礎届などの繁忙期が過ぎたら本格的な準備に取り掛かろうと考えているところです。