ニュース&コメント
今日は、「ワーク・ライフ・バランス」に関連するトピックを2つ取り上げてみました。
1つ目は、日本経済新聞の2015.3.8付の1面トップで掲載されていた注目時事で、2つ目は、ビジネス誌のダイアモンドさん作成の記事からの引用です。
ご存知のように、少子化の進展に伴う人手不足が懸念される世の中にあって、数年前からしきりに「ワーク・ライフ・バランス」という言葉があちらこちらで見聞きされるようになってきました。
弊所もある意味で零細企業と言えますが、もはや中小・零細企業だからといってこの問題は避けて通れなくなってきています。
かつては私もそうでしたが、企業業績が向上するからこそ、そこで働く人々の生活が保障されるのであって、家庭やプライベートについては多少の犠牲は仕方なく、まずは「稼いでなんぼ」「仕事が優先」といった考え方があったように思います。
しかし、一方では、育児や介護をはじめとした家庭事情を理由とする退職が以前にも増して事欠かない世の中に変わってしまいました。
結局、この問題を放置しておくと、人材がどんどん流出してしまい、業績(商売)どころではなくなってしまうのです。
恥ずかしながら、私も「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を聞いた当初は、正直、何のことを言っているのか、その真意がピンときていませんでした。
どちらかというと「モーレツ系社員」でしたので・・・
ところが、自身に置き換えて考えてみても、これからは従業員が仕事と私生活をうまくバランスさせながら働き続けることができる職場環境を築いていかなければ、長い目でみると企業は安定して成長発展することなど出来なくなってしまったのだと気づいたのです。
先程も述べたように、これはもはや企業規模の大小は関係ない話なのです。
そういった意味では、今日の記事は企業経営者にとって、とても参考になるのではないでしょうか・・・?
余談ですが、モーレツ系の私が事務所スタッフに向かって唐突に「ワーク・ライフ・バランス」を目指していく旨の話をした時は、あまりの言動の変わりように、戸惑いを隠せず「きょと~ん」としていたのが思い出されます。
きっと当時は、どの口が言ってるの!?って感じだったことでしょう。
近況など
著書執筆がひと段落した後は、ホームページの全面リニューアルに着手し、それもある程度落ち着いてきたところです。
で、ほっと出来るかなと思いきや、今度は来る3/18のセミナー講師の準備を詰めていかなければならない時期となってきました。
かつて経営コンサルタントをしていた時は、あまりの忙しさにセミナー用のテキスト(30~40ページ)を作るのは、決まって前日に徹夜してというのが当たり前のようになっていましたが、これって本来あるべき姿ではないですね。
ちなみに完成するのは、いつもセミナー開始直前で、慌てて製本して特急や新幹線、飛行機、長距離バスなどで移動して会場に飛び込んでいました。
それでも、プロとしてお客様(受講者)の前ではドタバタ感は見せてはならないとされており、いつも落ち着きはなった態度を装っていたので、おそらくそんな裏事情は気づかれていなかったことでしょう。
そんな状況だったことから考えると、まだ10日も準備期間があるわけですが、だからといって油断せず、しっかり準備しよう。そして、直前にならないとエンジンが掛からないといった習慣から卒業しようと自分を戒める今日この頃です。(言うは易しですが。。。)